熱クラックとは、約60℃以上の熱の影響を受けることで、レンズの基材が膨張し、レンズの表面を覆っているコートにクラック(ひび)が入る現象を言います。
症状としては、レンズに細かい線のようなものが入った状態になります。ガラスのレンズに比べてプラスチックレンズは、軽くて割れにくく、安全性が高いため、約90%以上の方がプラスチックレンズを使用していますが、プラスチックレンズは熱に弱く、耐えられる温度も大体60℃までです。それを超えるとレンズが膨張して(ふくらんで)しまいます。しかし、レンズの表面に施されている反射防止コートや撥水コートは膨張しない素材です。そこでプラスチックレンズの膨張にコーティングが引っ張られてひびが入ってしまいます。そうなったら元に戻すことができません。
よくサウナに行くとメガネかけて入っている人を見かけますが、普通のサウナは90℃くらいです。サウナや温泉に入るときはメガネは外すことをお勧めします。どうしてもメガネが必要な場合は、ご自分で以前使っていた古いメガネで代用するのも一つの方法です。
もし、レンズにクラックが入ってしまったら、レンズ交換が必要となります。お風呂やサウナに限らず、炎天下の車の中やドライヤーなどの熱にも注意しましょう!日頃から取り扱いに注意してメガネレンズを長持ちさせましょう。
川崎市中原区田尻町JR平間駅から徒歩3分
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